ロープ掛け伐採方法の流れ
東京都内で伐採する際、安全上の理由からロープ掛けを行うことがあります。伐採を行う前、木を倒す方向を決めます。特に建物や住んでいる人の多い東京では、倒れても安全な方向を見極めることはとても大切です。
次に伐採する木にロープを掛けます。その際できるだけ高い場所にロープを巻きつけるように掛けることがポイントです。高い位置に巻くことで、力をあまりかけずに倒れるようになります。
伐採する人がいる方向と、牽引する向きを同一にすると、倒れた時に人間を直撃することになります。なので同方向にならないよう注意を払います。伐採に携わっている人なら分かりますが、ロープを使って作業しても、木が落ちてくるスピードはかなりの速度があります。
ロープを正しく巻きつけたら、伐採の段階に入ります。木を倒す向きに切込みを入れていきますが、これが受け口と呼ばれる作業です。受け口を入れたら今度は反対側から切込みを入れていきますが、これが追い口になります。ロープで牽引しながら行う場合は、設定した方向に木が倒れるよう追い口を深くしないように気をつけながら伐採していきます。
ロープ掛けを用いた伐採方法のリスク
ロープ掛けで伐採する場合、必然的にゆっくりと作業することになりますが、リスクが完全になくなるというわけではありません。東京都内では珍しくない方法ですが、常にリスクと隣合わせであるということを忘れないよう、気を抜かずに行う必要があります。
木が倒れる衝撃はとても強く、作業している人には、常に木にぶつかる危険性がつきまといます。作業を一つ一つ丁寧にこなすと同時に、決められている安全管理を守ることも大切です。例えば人命の安全を考慮し、伐採する木の2倍以内に立ち入らない、危険なものを置かないよう確認が徹底されています。
伐採する前に木が倒れる方向を決めますが、予想とは別の方向に倒れてしまうリスクはあります。その際砂場や砂利など足場が悪い場合は、転倒したり倒れてきた木の下敷きになることが考えられます。
ロープを掛けた伐採方法には、簡単というイメージがあるかもしれませんが、プロでも慎重さが必要とされますので、素人は手を出さないほうが無難です。東京都内にはたくさんの業者がありますので、信用のおけるところに依頼することをおすすめします。
まとめ
伐採は常にリスクが伴う危険な作業です。ロープ掛けはその危険性を減らし、できるだけ安全に行えるよう利用されている伐採方法の一つです。木を支えながら伐採していきますので、ある程度の安全は確保できますが、絶対に安全というわけではありません。
長年伐採に携わっている専門家でも、避けることのできない事故が発生してしまうこともありますので、実行するには、慎重を重ねる必要があります。市販の道具を購入して行うなら、専門家に依頼することをおすすめします。東京都内には専門業者が多くありますので、依頼するのが無難です。